今年のトウキョウトガリネズミの展示用の飼育ケースには、流木を追加しました。トウキョウトガリネズミは、流木の割れ目が好きらしく、その中に入ってじ~っとしていたり、餌のミルワームを挟み込んだりしています。
今年の調査で、トウキョウトガリネズミが、トゲのあるハマナスを、トゲの無い植物と同じように上り下りし、休息場所として想像以上に利用していることが判りました。トウキョウトガリネズミにとっては、ハマナスのトゲは小さな枝見たいなもののようです。また、ハマナスの実は食べませんが、ハマナスの実の上には乗ったりします。
ハマナスの実に乗っているというのは、中くらいのプチトマトにトウキョウトガリネズミを乗せている感じです。
展示前に、展示用の飼育ケースにハマナスを入れて馴らしていましたが、掃除の時にトゲが刺さり、作業がしにくいことが判ったので昨年と同様の草本にしました。トガリネズミの世話は、北大生の方々にボランティアで行ってもらっています。その方々に、痛い目に遭わせるのは申し分けないので・・・。特に油断している時に刺さると、余計に結構痛いです(>_<)