トウキョウトガリネズミは、じっとしているコオロギは見逃すという話をしてきましたが、本来コオロギをどのように捕食するかについて、映像をアップしていませんでしたので、本日はその映像を載せました。
コオロギが動いていれば、このように捕獲するという映像です。
コオロギを発見した時の、トウキョウトガリネズミの顔と目の動き、そして、どの時点で獲物として認識し、捕獲したのかについてよく見てください。
明らかに獲物が目の前にいると認識したのは、10cm程度前で、コオロギが歩いているのをみて、自分の進行方向の右側に草を飛び越え、コオロギの進行方向正面を避けて、コオロギを狙っているのが判ります。そして、間合いは計って4cm程度まで目の前に来た時点で飛びかかっています。その行動の間は、目(顔)はコオロギに向けられています。しかし、寸前でコオロギにかわされています。
実は、コオロギを捕食するときは、多くの場合1回で押さえ込めず、追いかけて仕留めることが多いです。基本的に1歩で捕まえられる距離ですか、1回では仕留められないのを見ますと、良く獲物が見えていないのか、動体視力が弱いのではないかと思ってしまします。