展示を楽しんでもらうためのヒント(オオアシトガリネズミ編)

飼育していると個体の個性が出ます。展示しているオオアシトガリネズミは、流木の下がとてもの好きなようです。飼育ケージの中に入れてある流木は、かなり外からも見えるような構造になっていますが、本人にはあまり周囲から見られているという認識がないようです。寝ている姿や毛繕いなどリラックスしている行動が見る事ができます。

オオアシトガリネズミの多くは、飼育ケージ内にある草を丸めて巣を作り、そこを主に利用する個体が多いですが、今回草が少なめになっていることもあり、流木の下を主に使っているのかもしれません。しかし、多くの個体は、草が少なくても草を集めてボール状の巣を作りますので、展示している個体は他の個体よりも流木の下を好んでいるように見えます。

私は、オオアシトガリネズミの行動は見ていると、ちょっとドジなやつだけど、憎めない可愛いやつと感じてほのぼのとします。みなさんはどのように感じますでしょうか。今回、オオアシトガリネズミの行動は展示している4種の中でも良くみることができますので、少し長めに見てもらえればと思います。

展示個体のオオアシトガリネズミは、流木の下がお気に入りで、寝ている姿やくつろいでいる姿を見る事ができます。

展示を楽しんでもらうためのヒント(トウキョウトガリネズミ編)

開催して2日が終了しまし。2日間で50人ほどの方に来場いただきました。ありがとうございます。本日は休館日でした。明日から来ていただける方に、より楽しんでもらえるためのヒントを紹介したいと思います。

今回はトウキョウトガリネズミ編です。世界最小級の哺乳類ですからぜひ見ていただいきたいと思います。

トウキョウトガリネズミを見るためには、以下のポイントがあります。     1)トウキョウトガリネズミは草の中で休んでいても短いと30分程度、長くても約2時間くらいすれば出てきます。したがって、少し時間をおいてから再チャレンジしてください。

2)トウキョウトガリネズミが出てくるポイントがあります。

*一番の観察ポイントは、ノラニンジンのつぼみ中に居るときです。ここは、間近で見る事ができるので、トウキョウトガリネズミの顔の細部まで見る事ができます。                                 *草とチップの間、チップの中にトウキョウトガリネズミが作った通り道があります。特に下の写真の2と3の位置で良く休んで(寝て)いますので、ここを探してください。                              *アクリルパイプを設置しているので、アクリルパイプの中を移動するトウキョウトガリネズミも見る事ができます。しかし、素早く移動することが多いので、走るトウキョウトガリネズミしか見る事ができないかもしれません。

トウキョウトガリネズミは、この3点に良く出てきます。
ノラニンジンのつぼみの中で、休んでいるところが見られます。ここで見ると顔を良く観察できます。一番のビューポイントです。
草とチップの間、チップの中に作られた通路でじっとしていることがあります。
草とチップの間に設置しているアクリルパイプの中を通過します。

本日から、しらぬかトウキョウトガリネズミ展の開催です。

いよいよ、8月5日本日から、トウキョウトガリネズミ展が開催されます。昨日の4日に、白糠町の公民館で展示に準備に行きました。

白糠町に14時頃についたら、すでに展示が90%完成しており、びっくりしました。白糠町の公民館の関係者や役場の方々のご協力で、すでに、パネレは設置され、展示するトガリネズミの個体を設置するだけという状態でした。微修正して、16時には完成しました。関係者の方々の熱意を強く感じました。この展示は、約1ヶ月間ととても長いですが、成功間違いなしと確信しました。関係者のみなさま、ありがとうございます。今後1ヶ月よろしくお願いします。

ちなみに、展示準備完了の16時以降18時までの2時間で、展示を見ていだき、公称観覧者20名ということになりました。実は、公民館に来た小学生がトガリネズミ展を見て感動して、家に戻って両親を連れて再度来てくれたそうです。すでに、公式開始前にリピーターさんができました。とてもうれしいです。期間中にリピーターさんが増えることを期待したいと思います。

ぜひ、これを見ていただいている方々も、機会があれば展示を見ていただければと思います。また、これから展示会場よりも詳しいトガリネズミについての情報を展示期間中は、アップしていきますので、よろしくお願いします。

8月4日展示準備終了直後の状況