トガリネズミの歯について

トガリネズミの歯について

トガリネズミ属の歯式はI3/1+C1/1+P3/1+M3/3=32になっている。トガリネズミ類の種の同定に、「単尖歯」という用語使われるが、これは歯のかみ合わせの部分(咬面)が単一の尖った形をしている上顎の歯のことを指している。特にI・C・P・M以外の歯があるわけではなく、I2・I3・C・P1・P2の形が共通の形をしているためで、またこれらの大きさなどが種ごとに特徴があるために、これら5本を示す用語として単尖歯は使われている。(写真はオオアシトガリネズミ)

I:切歯、C:犬歯、P:前臼歯、M:後臼歯 「哺乳類の歯(歯式について)」を参照