今日は、北海道もかなり荒れました。ホワイトアウト状態になるほどの激しい風と雪でした。それでも、トウキョウトガリネズミは元気です。
動物には、夏毛と冬毛があります。変化が激しい種は、ユキウサギ、イイズナ、オコジョに代表されるように、夏は体全体が茶色で、腹面は白っぽいですが、冬は体全体が真っ白に変化します。
さて、トウキョウトガリネズミはどうなるかといいますと、下図のようになります。個体差がありますが、夏毛は全体的に茶色で、腹面は白っぽいです。写真の個体は、どちらかというと黒っぽい個体です。冬毛は茶色と白の差がはっきりわかるほど白くなります。
冬毛には、白い差し毛が入ります。個体によりますが、夏より冬はかなり白っぽく見えます。よく見ると意外とモコモコした感じがあります。光の当たり方で白っぽさの印象はかなり変わります。いずれにしても、冬になると茶と白のツートンとはっきり判るようになります。