現在飼育している個体の写真です。冬なのに夏毛のままだったのですが、今頃換毛が始まりました。
正確には覚えていないのですが、1週間くらい前に尾の回りが黒くなっていると思っていたら、2~3日前にお尻のかなりの部分黒くなってきたのを確認しました。最近は、時間に余裕がなく、餌交換だけ行っている日々が続いていましたので、いつ最初に気がついたかを記録することを忘れてしまいました。もう少し前かもしれません。
通常なら、冬毛は白い差し毛が入って毛の密度が高くなりながら、腹側は白く、背側は黒くなり、夏毛に比べて全体的に黒と白のはっきりしてツートンになりますが、今回の個体は茶色いままで、このような冬毛もあるのかと不思議に思っていました。最近、一部では地肌のピンクが見えている部分もあり、体調不良で禿げてきたのかと心配していたところでした。
例年ですと、この時期は、ゆでミルワームと生ミルワームだけになってしまうことが多いのですが、今年は生きたコオロギをほぼ毎日与えていますので、栄養バランス的には今回の個体はかなり良いはずなのですが・・・(今年度は(財)東京動物園協会の助成をいただいていますので、資金的に余裕があることも大きく影響しています)。
外の飼育小屋で飼育していますので、自然光で、寒さにも十分さらされていて、今頃換毛するということは、「日長や気温が換毛を引き起こすトリガーになっていない?」のでしょうか。現状ではどのように考えて良いかはよくわかりません。継続して変化を見ていきたいと思います。その状況の変化は、今後ブログで継続的に紹介していきます。