箱罠にかかったエゾヤチネズミ

昨日はオオアシトガリネズミでしたが、今日は同じ罠にエゾヤチネズミがかかった映像です。

嶮暮帰島では、トウキョウトガリネズミとオオアシトガリネズミとエゾヤチネズミが同じ場所に生息していて、エゾヤチネズミが一番個体数が多いです。この箱罠はトガリネズミ用なので、エゾヤチネズミには小さい感じですが、エゾヤチネズミは結構気に入っているようです。箱罠から出しても、同じ罠に多分同じ個体が何度も入ってきます。そして、箱罠内で糞尿を頻繁にします。その割には、体はほとんど汚れていませんが、エゾヤチネズミが入ると箱罠内が糞尿で汚れますので、その都度周辺の草の葉で拭いてきれいにします。一晩で大体5回巡回しますが、同じ箱罠に3~4回入ることもあります。その都度掃除することになりますので、墜落函より設置は楽ですが、回収時のメンテナンスは手間がかかる罠になります。

この映像は、30秒になっていますが、実は、罠から出て行くまで本人に任せて様子をみていたら10分間かかっています。いきなりライトを当てられてびっくりして固まっているのかもしれませんが、自分からはなかなか出てくれないことが多いです。頻繁にかかっている時は、強制的に出て行ってもらっています。

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