トウキョウトガリネズミが棲む嶮暮帰島の話 高潮と津波の影響をうけた汀線付近の状況の推移

以下の写真を見比べてください。2005年の写真は、2007年に高潮受ける前の嶮暮帰島の汀線の状況です。エゾオグルマという植物が、高さ2m、幅2mの帯状に汀線沿いに生育していました。本来は、高さ50cmくらいなのが普通なのですが、ここでは、2m近くまで成長します。これが、防壁になって内陸の植物を守っているような感じさえ受けるような帯状に生育しています。

これが、2007年の爆弾低気圧による高潮と2011年の津波を受けて、一度は壊滅状態になるのですが、現状ではかなり回復しました。意外と津波を被った時よりも高潮を被った方かエゾオグルマの回復状況が遅かったような気がします。

2005年の嶮暮帰島の汀線状況 黄色花が咲いている一番手前の植物がエゾオグルマ
2007年7月の状況 爆弾低気圧の高潮を被った4ヶ月後
2007年7月 高潮を被ってから3ヶ月後、エゾオグルマはまだ再生の兆しもなかった

 

2010年7月 エゾオグルマは以前の高さと幅まで戻ってきた
2010年8月
2011年8月 津波を被った5ヶ月後、高潮の時よりもエゾオグルマが回復している
2012年9日 エゾオグルマは、かなり回復している
2020年6月 エゾオグルマは回復したが、海岸の砂利が削られて、陸地部分が狭くなってきている

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA