久々にトウキョウトガリネズミの話に戻ります。これから少し、飼育小屋で飼育されているトウキョウトガリネズミの自動撮影装置に記録された行動を紹介したいと思います。
飼育小屋を建てるまでは、書斎の一角で飼育していました。したがって、私の生活が影響を与えていたと推察されます。しかし、飼育小屋に移動させてからは、人間の影響を受けるのは最小限になりましたので、より自然な行動に近いと考えています・・・。
この映像は、餌を入れているケースから餌を取ろうとして、バランスを崩した。その後、その場所で食べずに、流木の下まで持って行き、そこで食べたという行動です。
餌を入れているケースが少し大きく、高さ(深さ)もありますので、餌までの距離が意外と遠かったのでしょう。バランスを崩したようです。餌を餌箱から取りだして、その場で食べることも結構見ますが、今回は外敵から狙われないようにか、流木の下まで持って行って食べていました。夜間ですので、捕食者は少ないと思いますが、やはりフクロウを気にしているのでしょうか?
この場所で飼育されて、2週間ほど経過しているので鳥の気配が無いことにも気がついているかと思いますが、油断はみられません。これが本来の姿のなのかもしれません。納得できる行動です。