11月30日から12月12日までの予定で、北大博物館でトガリネズミ展が開催されます。
https://www.least-shrew.jp/shrew/wp-content/uploads/2021/12/togarinezumi_2021_ss.pdf
今回は、東海大札幌キャンパスと円山動物園が参加・協力しています。私は今回トウキョウトガリネズミの生体の出展には参加せず、トウキョウトガリネズミに関するポスター展示協力と講演会に参加します。
今年は、トウキョウトガリネズミが出産などがあり、生体を提供する余裕がありませんでしたが、北大の大舘先生が今年はトウキョウトガリネズミの生体を確保されていたので、その個体が展示されます。
これまで、国内におけるこれまでトウキョウトガリネズミの生体展示はすべて私の捕獲個体のみでしたが、新たな展開が始まり喜んでいます。昨年初めて、展示期間中にトウキョウトガリネズミが死亡してしまいました。実は、展示する時期に生存個体を提示用に確保しておくこと自体かなり難しいですし、さらに長い展示期間だと死亡させないようにするのはかなり難しいのです。したがって、私一人では生体展示用の個体を常に用意しておくことは、かなり厳しい状況に追い込まれていたのも事実です。しかし、複数の人が提供できるようになったことは、トウキョウトガリネズミの生態解明にとっても素晴らしいと思っています。