明けましておめでとうございます。
昨年は、ほとんど更新せずあっという間に1年が過ぎてしまいました。現在トウキョウトガリネズミ7個体、オオアシトガリネズミ4個体、エゾトガリネズミ1個体の計12個体を飼育しています。昨年8月末から白糠町で行ったトウキョウトガリネズミ展後は、最大20個体を飼育していた時期もありました。世話だけで2時間以上かかり、到底HPを更新する時間的・体力・精神的余裕が無くなり昨年はあっという間に過ぎてしまいました。しかし、正月休みになると気分的にも、時間的にも少し余裕がでるのでHPを更新しなければと書き始めます。今年は昨年より更新回数は越えるように頑張る予定ですので、また見に来てください。
新年になるとトウキョウトガリネズミの冬に関する情報から書き始めることになるのが常です。今回もこれに従い、冬だからこそわかりやすい、わかることをまとめてみたいと思います。
冬季になると飼育下では必ず水が凍結します。自然界でも当然凍結しますが、トウキョウトガリネズミなどのトガリネズミ類はどのように水を摂取しているのか、疑問に思ったことはありませんか。そのことは、後ほど紹介しますが、本日は水入れが凍ると顕著に起こる現象をまず紹介したいと思います。
トウキョウトガリネズミは、餌箱や水を入れた容器内で排泄をすることは基本的にしません。しかし、ヒメトガリネズミ・エゾトガリネズミ・オオアシトガリネズミは個体差はありますが、餌箱や水入れ内で平気に排泄します。特にオオアシトガリネズミは顕著です。しかし、冬になるとトウキョウトガリネズミのほどんどの個体は水入れで糞をするようになります。今回それについて数回に分けて紹介します。今回はまず水入れに排泄している状況を紹介します。
個体差はありますが、一晩で下に示したように水入れが糞にまみれてしまいます。当然餌替えする時には、凍結していない水を入れています。さて、どのようなことが起こっているのでしょうか。想像してみてください。